ようやく明日終われば週末だ。
毎日のことながら、会社が嫌。
SESとして派遣された職場で、気の合う同僚などいない職場。
もっとも、自社にももう知ってる人などいないし、自分の机すら無く、
提出する作業実績と、届けられる給与明細だけが唯一のつながりだ。
それについても、何の感情も抱かなくなった。
新しく派遣される場所は恐い。
自分の評価がゼロからスタートだから恐い。
マイナスになるのが嫌だから、随分と消極的になる。
与えられた小さな仕事をこなしていき、なんとかポイント(=信頼)をためる。
はじめは慣れない仕事ばかりで、ポイントがなかなかたまらない。
(COBOLの解析だったり、Excelのレイアウト修正だったり……)
だんだんたまってくれば、それを使って得意な仕事をまわしてもらって、
ポイントを稼いでいけるはずだ。
しかしそのころには次の現場で、またゼロからなのだ。
変化も恐い。
新しい場所では、今までのやり方が通用しない。
変化の先には成長があるかも知れないが、
変化の前には失敗がつき物だ。
嘲笑に対する恐怖が、常に自分の中に存在している。
羞恥心を支払って知識を得るよりも、
時間を支払って自力で知識を探したほうが、自尊心は傷つかない。
でもそうやっているうちに、次の現場になる。
まずは現状を認めよう。
SESでいる限り、「こつこつと」は間違った戦略である。
たとえそれが自分の大好きな方法だとしても、だ。
ポイントは、羞恥心を支払って増やしておくべきだ。
聞くほうは恥ずかしいが、答えるほうは楽しいだろう。
こちらが弱点をさらけだすことで、相手は安心して
プロジェクトの欠点を教えてくれるかも知れない。
SESっていうのはきっと、恥をかく仕事なんだ。
知識を認め、教えを乞おう。
(たとえ似合わない茶髪野郎相手だったとしても)
ポイントを増やす方法はもう一つある。
「わかっているけど、やりたくないこと」をやるのだ。
それは「長期的には得するが、短期的には損すること」だろう。
「誰もがGoサインを待っていること」だろう。
やるのはいいが、失敗したときの責任をとりたくない。
だから誰かに言われるのを待っている。
そういうことを率先すること。
さっきから、恥をかけだとか、失敗しろだとか書いている。
ええ、たぶんそういうことです。
全部成功すれば万々歳だが、失敗は必ず存在する。
常に失敗していたらやる気も失せてくるが、常にうまくいく必要もない。
(プロ野球だって6割の試合に勝てばほぼ優勝じゃないの?知らないけど)
全体としてうまくいくようにすればいい。
株のポートフォリオと同じ。
失敗や恥であわてるのではなく、「想定内だな」とつぶやいてみよう。
まぁ最悪、全然うまくいかなくっても、
自分は実質派遣なんで。
元請さん、後はよろしく。
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