昨年10月末から始まった体調不良の原因は、結局のところ亜急性甲状腺炎。女性に多い病気。
所見が非典型的(エコーに出ない)で、痛みも少なくなかなか分からなかった。
ようやく完治といっていい状態。
最初はだるさと熱。夜寝られないほどのだるさは初めて。熱は37〜38度近辺。
1週間くらいで首回りが痛みに気がついたのは甲状腺だったぽい。
ただ、喉っぽかったり下顎らへんまで痛みが広がったり。
飲み込む時に痛みがあると伝えたので、風邪だと思われた。
特に下半身に筋肉痛のような痛みがあってそれは熱のせいか。
頭皮に違和感があり、髪触ったり風吹いても痛み感じる。この原因は結局わからず。
CRP高値(11.6)と、もともと持っていた頭痛もあって、髄膜炎の疑いあって入院。紹介元紹介先医師共々否定的だが念のため否定しておきたいため。髄液検査は陰性。
次に伝染性単核球症(EBV)の疑い。肝機能異常があった(GOT=70、GPT=111、γGTP=266、ALP=687)からか。先生はほぼこれだろうと。自分は行動上あり得ないので否定的。血液検査で陰性。
入院前のインフルエンザ検査も陰性。
入院中の最高体温は39.4度。熱が出るとカロナールで下げる。
血液検査の甲状腺関連で異常見つかる。
tsh低値(未検出)とFT4高値(=4.6、FT3=11.9)。頻脈。
内分泌科医はバセドウ病の診断で炎症反応は別原因だろうと。これが間違いで、亜急性甲状腺炎。
TRAb抗体が無いのは珍しくタイプと言われたが、単に甲状腺炎だったから。
バセドウ病のためメルカゾールとインデラル服用開始。これも間違い。メルカゾールは甲状腺炎治療に逆効果。
正しくステロイド投薬されていればすぐ回復して退院だったはず。
熱の発生源みつけるためにCT、エコー、血液培養やるが不明。
肝臓悪いのでウイルスかとも思われたが肝炎ウイルスは見つからず。血液培養でも何も出ず。黄疸も無い。まぁビリルビン普通だし。
膠原病、結核、HIV、梅毒など熱の原因になりそうな検査も全て陰性。
症状としては身体の痛みは減ってきて、だるさも発症直後と比べたら少し楽に。カロナールのせいか。
頭皮は相変わらず痛み。
入院してほぼ寝たきりだったので歩くのが大変。
だらけてたわけでは無くて、フロア歩くのも辛かった。
体重は5kg減。痩せるというより頰がこけてやつれている感じ。
原因不明のまま退院後、しばらくして熱が下がる。症状発生後1ヶ月くらい。CRPも下がる(2.51)。
FT4(4.0)、FT3(8.3)が少し改善し、メルカゾールが効いてるとの診断だが、実際は甲状腺炎でホルモンが出尽くしたから。
ALPも少し下がってくる。バセドウでは無い疑いが強まったので、メルカゾールの服用停止。
頭皮の痛みも消えたが、髪は薄くなった。
さらに1ヶ月。CRPは下がった(0.07)が、
FT4(0.73)、FT3(1.87)が下がりすぎる。tsh上昇(4.89)。
一時的な甲状腺機能低下症とみられ、ホルモン薬は飲まず様子見。
肝臓もまだ少し悪く(GOT=49、GPT=62)、医者は薬が残っているのではと言っていたが、自分は低下症起因だと思う。低下症で肝機能が悪くなることはありうるので。
身体を動かすのがやけに億劫。しかしながらあまり眠れない状態。
2週間くらい経つと、FT4(1.1)、FT3(3.1)が正常値に。
肝機能も正常値に。それから1ヶ月後も数値は変わらず、完治の判断。
再発ということはなく、ただウイルス起因とみられるのでまたかかることはあると。風邪と同じ。確率的には4%程度。
体重は元に戻ったが、LDLコレステロールが上がってしまった。
亢進症の時は寝てても運動しているみたいな状態だから正常値だったが、亢進症が治って運動してないから。
眠れないのは相変わらずだが、数値は正常なのでおそらく別原因かと思われる。なので医者には伝えず。
発症前からの頭痛は消えた。1年以上あった頭痛なので今回の起因にはなっていないと思うが、入院生活でリセットされたのか。ただ最近また気配はある。
感想。
とにかくガンとか悪性の何かでなくて良かった。
親とか兄弟とか、心配と対応してくれて感謝。
先生や看護師さんもいろいろ助けてくれた。
入院生活は相部屋だし体調もひどくて不安で大変だった。
健康第一。普通に食事できるってすごいこと。
普通に歩けるってすごいこと。病気で普通に歩けない人もいること、電車乗るのも辛いのに乗らざるを得ない人もいるんだってわかった。
会社なんて辞めてもいいやと思った。また復帰したら相変わらず社畜してるけど。
御心配おかけしました。
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